養殖といっても現実は「蓄養」です。
ヨコワと呼ばれる小さなマグロを天然から採取し、それをイケスにいれ餌を与えて大きくします。
結局のところ天然から取る為、資源保護という面では全くメリットはありません。逆に言うと、日本だけではなく地中海やオーストラリアなどの蓄養マグロは小さなマグロを根こそぎ取る為、それ自体がマグロ資源の低減につながるとの話もあります。ただしロスなくコスト安でトロが採れるマグロを出荷できるというメリットもあります。
どちらにしろ個人が利を取るだけではなく全体的な資源として自分たちも少しずつでも扱っていきたいと思っています。
今回、とある国内のマグロの蓄養のイケスを見学に行ってきました。
まだまだ小さなマグロですが、秋口から年末にかけて出荷されていくとの事です。
港を出てから数分、イケスが見えてきました。この中に数千匹の本マグロが入っています。
気になるのは餌ですね。
こちらのイケスはすべて生餌を使っています。今日、水揚されたばかりのサバです。鮮度は人間が食べるより良いですね。
船から噴射して餌を与えられます。
反射して見えにくいですがかすかにマグロが見えます。
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