実は、昨年の漁獲され冷凍されたものが日本の港で通関が切れずに眠っていました。
その量4000トン弱。
そしてそのクロマグロのうち2900トンが通関が切れて流通していく模様です。
差し止めの地中海産畜養マグロ、農水省が2900トン輸入承認
なぜ今まで通関を切らなかったのか、なぜこの時期に切るのか、多岐にわたり勘ぐってしまいます。多分この3900トンのうち、どのくらいの割合かは漁獲枠を上回った、いわゆる違法操業でのマグロでしょう。
国際社会では日本は声を大にして「違法操業のまぐろは輸入しない。」と言ったと思います。
でも結果輸入。そして僕たち問屋が販売する。
正直葛藤はあります。
一番気になるのが、今回輸入承認されなかったマグロ。廃棄すると話は聞いています。それも?ですが、これの扱いをめぐって色々な輩が動くんじゃないかなとも思っています。
そして今日も日本海では、漁獲規制がない巻き網船団が未成魚を含め、需要以上のまぐろを獲っています。
本気で日本は水産消費国として、水産物を資源として管理しなくてはならない時期に来ているのではないでしょうか?
魚だって石油などと一緒の資源です。どこのバカが相場を壊してまで石油を獲るのでしょうか?
僕ら問屋にとって、魚そのものが無くなってしまったら仕事自体が無くなってしますから。
やはりまぐろ問屋として葛藤です。
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