2013年5月3日金曜日

まぐろの相場

境港の巻き網クロマグロがスタートしました。
いま築地でも新潟の定置網などを含めて、かなりの漁のクロマグロが入荷になっているそうです。

巻き網漁の是非はともかく、獲ったマグロをいかに価値を付けて販売するのが問屋の仕事の一つ。
でも需要と供給のバランスが崩れた時は、いわゆる「相場」というものが上にも下にも崩れていきます。

読売新聞「
クロマグロ 41トン初水揚げ


しかしながら、、、、、
メディアが現地の相場を報道することはどうなのでしょうか?
要は声を大にして仕入れ値段を言うことであり、自分たちの仕事の「いかに価値を付けて販売する」という事を否定されてしまいます。
ご存じのとおりマグロには良いものと悪いものがはっきりしており、すべてが1500円ではないはずです。3000円のものもあれば、100円にしか価値ならないものあるのは現実です。
そしてそれには、境港から梱包する経費、関東まで輸送する経費、市場で仕分けする経費、マグロをカットする経費、再び梱包する経費、店舗に輸送する経費等が加わってくることをしっかりと踏まえてもらえるようしてもらいたいのが本音です。
どうしてもこういった数字が出ると買い方は「仕入れが1500円ならば1600円で売ってくれ」って言いたくなってしまうでしょう。。。


何はともあれ、本日入荷の境港の本マグロ。
魚体が大きくない分、色が薄出で腹も薄め。
夏のクロマグロです。

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