2013年5月3日金曜日

血合いのススメ~その1~

まぐろの血合いは通常捨てられる事が多いのが現状ですが、これこそがまぐろのパワーの源です。

マグロは回遊魚であり、一生のうちにかなりの距離を泳ぎます。
(ちなみにマグロは止まったら死ぬとか、時速数十キロで泳ぐとか言いますが、水に揚げてもすぐに死ぬわけでもなく、ずっと数十キロで泳ぎ続けるわけでもありません)

まぐろの赤い色はミオグロビンと言う色素タンパク質の影響です。ミオグロビンは酸素を貯める性質があり回遊性が高く多く酸素が必要なまぐろやカツオなどはミオグロビンを多いため色が赤いと言われています。
逆に白身魚は回遊性が無く、酸素もそれほど必要ではない為ミオグロビンを含まず白身となります。

血合いはそのミオグロビンを更に多く含む、大きな血管みたいなもの。
体温があるまぐろの体温を出す部位でもあります。

結果的にミオグロビンヘモグロビン(酸素を体全体に届けるタンパク質)が、非常に多い『血合い』は、その成分でもある鉄がかなり多い部位となります。

栄養的に言うとマグロの血合いは亜鉛、ビタミンB2、Eなどが豊富で、特に鉄分は100グラム当たり16・7ミリ・グラムと、鶏レバーより1・8倍多いとなります。

しかしながら実際食べるとなると、血合いは生臭い。
その『生臭みを無くす方法』で料理すれば、栄養価満点の食材になるんです。
特に鉄分不足が問題となる、お子様や女性はどんどん食べてもらいたいと思っています。

料理方法は、少しずつ紹介しましょう。
(成分や働きはレバーに近いから、刺身で食べたらもう食べられないレバ刺しみたいに!?)

一番簡単に臭いを消すのは一晩に牛乳に漬けるってのはデフォルトかな??

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