1本1本それぞれ大きさ、身質、脂が違うのでそれをどうやって均一していくか、時には大儲けもするし、大損もする。そんなのもまぐろ屋の仕事の醍醐味です。
1000円で買ったけど、切ってみたらすごく脂が出て2000円になっちゃったり、逆に500円になったりもします。
そんな選別方法をご紹介。
まずは『出刃選別』水揚げされたマグロに出刃包丁で刺します。もし脂がのっているマグロであれば簡単に刺さります。脂がのっていない、所謂『ガリ』は手が痛くなるほど固いです。要は-60度で凍ってても筋肉は固く、脂肪は柔らかい。そんな感じで最初の選別をします。
簡単にAランク、Bランク、Cランク、ガリと、、、、
全体を1000円で買ったとしたら、AランクがOOパーセント、BランクがOOパーセントとして各ランクの便宜上の原価なんか出していきます。でもこの選別はまだまだ確実ではなく、消費者視点でいうと便宜上の選別にしかなりません。

続いて『尾切り選別』。三崎の市場も同様にして、入札が行われます。
尾を切ればまぐろの80パーセントは分かると言うとおり、ここでほぼほぼまぐろの商品価値が分かります。冷凍状態、脂の乗り、身の色合い、ドリップ、、、これが一番の職人技になるでしょう。
目利きの出番です。
自社で選別した場合はこうやって、うすーくまぐろの尾っぽを切って選別します。

三崎の市場では、おなじみの風景ですね。海水で溶かした尾っぽを見て値付け入札します。

ランク分けたマグロはパレットと言われる、大きな鉄のケースにいれランクごと超低温冷凍庫に保管されます。

SAってのが所謂ランクですね。。。

こんな感じで入っていきます。
そして最後に胴切り。
頭と骨を切って、ロインにしたまぐろの真ん中を薄ーくスライスします。それを解凍し脂ののり、色合い等を見ます。
尾っぽで80パーセントと言いましたが、残りの20パーセントのブレをここでチェックします。
特に天然ものマグロは漁場によっても、尾っぽででなくても胴中いけば脂が出てくるとか、その逆も多々あります。本当に難しい世界。一つ一つ手間ですが、そうしないと製品のブレが大きくなっていきます。

この写真は先日、三崎で市場で買った、今シーズン三崎最高値の南まぐろ(インドマグロ)。
胴切りして最終的に価値を判断していきます!!
ちなみに頭と骨を取ってロインにする作業はこちら。まぐろ屋的には『よつわり』なんていいます。
ママ友と
返信削除沖縄イオン那覇店の
やざえもんに行きました
大とろを注文
淵が緑色ぽかったので
目の前で握ってくれた店長さんに聞くと
脂がのってる証拠ですよと言われましたが
確かに脂がのっていましたが
同時に脂臭い気がしました
緑色のマグロを見たことがないので
今度
身質などの紹介なども見てみたいです
今度は国際通り店のやざえもんに行ってきま~す。
拝啓
返信削除すし好き様
はじめまして。
私、沖縄のやざえもんを担当しております、横浜本部の青山と申します。
この度はイオン那覇店にお越し頂きまして誠にありがとうございます。また、折角お越し頂いたのに不快な思いをさせてしまいました事、お詫び申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。
こちらのコメントを拝見させて頂き、すぐにお店の管理状態から提供内容まで確認と再指導をさせて頂きました。
数ある回転すしの中で やざえもん を選んで頂いたお客様へ まぐろ問屋 の名に恥じぬよう、今後も従業員一同精進させて参りますので、勝手なお願いではございますが、再来のチャンスを頂ければ幸いでございます。
この度は申し訳ございませんでした。
敬具
担当/青山